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心臓血管外科

基本方針

  当院の心臓血管外科は、沖縄県中北部や離島(宮古、八重山、奄美大島など)からの心臓血管疾患の治療を開設当初から担ってまいりました。 このスタイルは現在も変わらず、あらゆる緊急疾患に対して24時間365日対応可能です。 診療範囲は緊急手術を要する急性大動脈解離、胸部・腹部大動脈瘤破裂などの大血管疾患から狭心症、 心筋梗塞を含む冠動脈疾患、弁膜症、末梢血管疾患まで幅広く対応しております。

  また、時代のニーズに合わせ患者さんに低侵襲な治療である大動脈瘤に対するステント治療や、傷を小さくして行う小開胸手術などにも力を入れております。 7患者さんの生活の質を下げず、家族の皆さんも含めて治療に満足いただけるよう、 地域の医療機関や先生方にも信頼していただけるよう妥協を許さず今後もスタッフ一同精進して参ります。

診療内容

  • 虚血性心疾患
  • 冠動脈バイパス術(coronary artery bypass grafting: CABG) はほぼ全例が人工心肺を用いない心拍動下冠動脈バイパス術(off-pump CABG: OPCAB)で行なっております。 若年で合併症の少ない方には積極的に両側の内胸動脈をバイパス手術の際の血管として使用し、高い開存率を目指しています。 足の血管を使用する際には小さな切開で内視鏡を使用して血管を採取しておりますので、傷は従来に比べ小さくすることが可能です。

  • 弁膜症
  • 弁膜症手術では、僧帽弁逆流症に対しては可能な限り自己弁を温存できる僧帽弁形成術を行っています。 大動脈弁手術においても大動脈弁逆流症に対して可能であれば自己弁を温存した大動脈弁形成術を行っております。大動脈弁狭窄症についても80歳を超えるような高齢者の方に対しても安定した手術成績を残しており、手術時間も3時間から4時間となっております。
  • 急性大動脈解離
  • 急性大動脈解離は突然の胸痛、背部痛で発症する血管の壁が裂ける疾患です。手術をしなければ48時間以内に8割の方が様々な合併症で亡くなる重篤な病態です。救命のために緊急の手術が必要となりますが、当院では24時間365日対応しております。

  • 腹部大動脈瘤
  • 腹部の大動脈瘤は5cm以上になると破裂の危険が高くなると言われています。 適切な経過観察と適切な手術適応の判断が治療において大事になります。< /br>当院では放射線科医師と合同で、低侵襲なステント治療を沖縄県での第一号の治療を平成19年に開始し、現在に至るまで積極的に行っており、手術成績及び長期成績も安定しております。 解剖学的にステント治療が困難である場合は開腹手術による人工血管置換術も行なっており、こちらも安定した成績です。

  • その他
  • 治療対象となる心・血管疾患:胸部大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤、心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、三尖弁弁膜症、感染性心内膜炎、不整脈(心房細動)、肥大型閉塞性心筋症、重症心不全、閉塞性動脈硬化症、透析シャント導入、下肢静脈瘤などの外科治療を行っております。

     心臓外科治療は外科医だけでなく循環器科医、放射線科医、麻酔科医、臨床工学士、手術室・ICU・病棟・外来看護師、理学療法士、薬剤師、など様々な職種の協力が必要なため、近年はハートチームを形成し、当院の理念の一つであるチームワークのもと、より高齢化、より複雑化した患者さんへこれからもより安全・安心な医療を提供していきます。

学会発表・論文発表

後期研修プログラム