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整形外科

基本方針

当院は救急病院であるため、主に外傷を中心とした急性期の患者様を診療します。手術が必要な患者さんや医学的に安静が必要な患者様は、入院となります。入院後は、経過をみながら、出来るだけ早期に、リハビリを行います。リハビリに時間がかかる場合は、リハビリ病院へ転院になります。その際、ご家族の方に、前もって転院先の病院に相談に行っていただく必要があり、早めの対応をお願いしています。入院を必要としない患者さんは、外来での診療になります。当院では、外来のリハビリを行っていないため、リハビリの必要な患者さんは、近医へ紹介しリハビリを行ってもらい、診察は当科で行います。外来は大変込み合っており、重症の患者さんを中心に診るため、状態の落ち着いた患者様は近医へ紹介となります。

診療内容

当科では、四肢の骨折を中心とした外傷を主に診療しています。最も多いのは、高齢者の転倒による、大腿骨転子部骨折、大腿骨頚部骨折で、前者はガンマネイルという金属で固定し、後者は骨折がずれていない場合は、金属のスクリュウ3~4本で固定し、骨折がずれている場合は、骨折した骨を取り除いて、人工の骨頭に入換える手術を行っています。この二つの骨折はとても数が多く、手術を待っている患者様が常にいらっしゃいます。受傷してできるだけ早めの手術を心掛けていますが、手術が混んでいる場合は、1~2週間待つこともあります。手術後は、できるだけ早めにリハビリを開始します。高齢者のリハビリは時間がかかりますが、救急病院である当院では、長期のリハビリ入院が困難なため、ほとんどの患者様は、リハビリ専門の病院へ転院となります。救急病院であるため、交通事故や転落による四肢、脊椎、骨盤の複雑骨折の患者さんも救急車で搬送されてきます。このような患者さんは、頭部、胸部、腹部の外傷を伴うことも多く、他科と協力しながら、手術を含め、できるだけ後遺症を残さない治療を心掛けています。高齢者の骨粗鬆症に伴う脊椎の圧迫骨折の患者さんも多く受診されます。高齢者の場合は、手術をすることは少なく、コルセットを作成し、早期にリハビリを開始し、ほとんどの患者さんはリハビリ継続のため転院となります。小児整形も側彎症等の脊椎疾患以外の内反足や先天性股関節脱臼、脳性麻痺に伴う下肢の変形などに対応可能です。南部医療センター・子供医療センターの小児整形外科とも連携可能です。症例は少ないですが、腰椎椎間板ヘルニア等の脊椎変性疾患に対する手術や変形性股関節症等に対する人工関節置換術等も行っています。

整形外科外来のご紹介

外来日は、月曜日、火曜日、木曜日で、2~3人の医師で診察しています。月曜日と木曜日は午前と午後、火曜日は午後のみとなっています。新患受け付けは、午前11時までで、紹介状が必要です。再診は予約制です。救急室からの紹介患者も一緒に診察しており、診察に時間がかかります。当科では、四肢・脊椎の骨折を中心に、主に外傷を扱っています。小児整形、変性疾患も可能な範囲で対応します。当院は、救急病院であり、急性期の患者さんを診るため、状態の落ち着いた患者さんは、お近くの病院へ紹介させていただきます。

スタッフ紹介

池間正英
普天間朝拓

学会発表・論文発表

膝蓋骨脱臼の治療経験

普天間朝拓

第25回沖縄関節外科研究会

 

基礎疾患を有する習慣性膝蓋骨脱臼症例の治療経験

池間正英

第25回沖縄関節外科研究会 

 

当院における膝蓋骨骨折の検討

喜久里教昌

第25回沖縄関節外科研究会 

後期研修プログラム

整形外科医専攻プログラム

当院は24時間オープンの救命救急センターが併設されており、多くの入院患者が救急センター経由で入院する。それに対し、スタッフの整形外科専門医が3 名と少ないため、しばらくの間は外傷以外の手術が制限されていた。しかし、地域の中核病院として患者のニーズに応えるため、2007年から制限を解除して きた。そのため、2006年以前は300件前後であった年間手術件数が、最近では400件を超すようになってきた。


手術症例は多く、多様な手術が経験できる。外傷に関しても、上肢では肩〜手指、下肢では股関節〜足趾に至る骨折・脱臼・脱臼骨折の手術が行われている。また、骨盤骨折や脊椎・脊髄損傷の手術も行っている。
外傷以外でも、OAやRAに対する人工関節手術や膝靭帯損傷、半月板損傷に対する鏡視下手術、頚椎椎間板ヘルニアや頚髄症、腰部脊柱管狭窄症等の脊椎疾患に対する手術も多くなってきている。また、小児内反足や先天性股関節脱臼に対する手術も行っている。
当院では他科との関係も良好で、整形外科単独では困難な手術も他科との協力で行えることが特筆すべきことである。また、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターとも親密な関係にあり、お互いに研修医を受け入れている。


初期研修1年目は、2週間整形外科をローテートする。その間、朝7時30分から8時30分の早朝レントゲン・カンファレンスに参加し、前日の救急セン ターで撮影された、整形外科関連の画像をチェックする。わかりにくい骨折やその他の所見の見方や救急センターでの対応の仕方等について学ぶ。また、スタッ フの指導下で抜釘等の小手術の執刀医として手術が経験でき、助手として最後の皮膚縫合等の外科手技の基本が学べる。
初期研修2年目では、外科やプライマリー科から4週間以上の期間ローテート研修医を受け入れている。その間は、各研修医のレベルに応じて、スタッフの指導の下で多くの骨折患者の観血手術の執刀医として手術ができる。


卒後3年目以降になり、整形外科専門医をめざす研修が本格的に始まる。卒後4年目の研修終了時には、ほとんどの外傷患者の主治医として、スタッフの指導の下で手術が執刀できるようになることが目標である。
卒後5年目〜6年目の研修では、外傷の手術は研修医を指導しながら一人で行えるようになるのが目標である。外傷以外でも、助手として十分に経験を積んだ後に、徐々に一人で手術をこなせるようになることを目標とする。