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放射線科

放射線検査

当院では、高度医療機器を使用し、がん医療、救急医療の放射線検査に24時間三交代制で対応しています。

また、第1種放射線取扱主任者、マンモグラフィー認定技師、CT検査認定技師、MRI認定技師、放射線管理士、機器管理士など専門分野に特化した技師を配置し、患者さまに安心して安全な医療が提供できるよう努力しています。
さらに検査における被ばく低減にも努めています。

一般X線撮影

一般X線撮影では胸部や腹部、骨・関節のX線検査を行っています。
特殊撮影として、パノラマ撮影装置では歯科領域、オルビックス(頭部精密)撮影装置では主に聴器の検査を行います。
X線を使って検査を行いますが、診療放射線技師により各部位ごとに適切な線量で撮影し、被ばくの低減に努めています。
また妊娠中や妊娠の可能性のある方は撮影前にお知らせください。

マンモグラフィー(乳房X線検査)について

乳がんは現在、日本成人女性の約20人に1人の割合で発症すると言われています。
しかし、乳がんは早期発見・早期治療でほとんど治る病気でもあります。
この乳がんの早期発見に役立つ検査の1つとして”マンモグラフィー”があります。

当院は乳がん検診の精密検査、2次検診施設となっています。乳腺外科外来を受診し、検査の予約をしてください。
当院はマンモグラフィー検診精度管理中央委員会の認定を受けた放射線技師が撮影を行っています。

検査方法は乳房を装置の台に乗せてもらい、上下から圧迫して撮影する方法と、斜めから圧迫して撮影する方法があります。検査時間は約15分ぐらいです。2方向から撮影することで、乳房全体をまんべんなく観察することが可能となります。
この際、乳房はなるべく押し広げます。そうすることによって乳房内のいくつもある乳腺は広がり、細部まで観察しやすい画像を映し出すことができます。
圧迫によって、多少痛みを伴うかもしれませんが、これは個人差がとても大きいです。

CT検査

CTとはコンピュータ断層撮影(Computed Tomography)の略で、体の周りからX線をあて、体の内部を輪切りの画像として写しだす検査方法です。

当院では2009年より64列マルチスライスCTを2台導入し、1日約60件の検査を行っています。マルチスライスCTでは短時間に広範囲の撮影が可能で、頭部から足先までの検査を行うことができます。心臓カテーテル検査で行われる心臓冠動脈の検査も心電図同期法を用いることで、カテーテル検査と同等の検査を低侵襲で行うことも可能になりました。

またGE社製DiscoveryCT750HD装置ではASIRという最新の画像再構成法によりX線の被ばくを最小限に抑えながらも、高解像度の画像を提供しています。

次の様な方は検査前にお知らせください

妊婦または妊娠の可能性のある方
除細動器付きペースメーカーを装着している方

造影検査を受ける方で

以前に造影剤を使った検査で気分不良があった
喘息・アレルギー歴がある
糖尿病の薬を服用している

その他に不明な点がありましたら、スタッフに気軽に声をおかけください。

MRI検査

MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略称です。

非常に強い磁石と電波を利用して、体中のあらゆる方向の画像が得られます。また様々な部位・疾患に対して必要な情報を提供しています。
MRI検査は特殊な環境下(強い磁場)で行う検査ですので、注意事項があります。ご確認ください。
様々な病巣を発見することができますが、特に脳や脊椎、四肢、また子宮・卵巣、前立腺等の骨盤腔に生じた病変に関して優れた抽出能が知られています。
また、色々な病気の早期発見、診断にMRI検査は有効とされています。

注意事項
MRI検査室内は非常に強い磁場が発生しています。磁気に引き付けられたり、破損のおそれのあるもの、画像に影響するものについて検査前にスタッフがチェックし、あらかじめ取り外して頂きます。
原則、検査着に着替えて頂きます。

以下の方はMRIを受けることが出来ない場合がありますので、事前に検査スタッフにお知らせください。

〇検査を受けることが出来ません。

  • 心臓ペースメーカーを使用している方
  • 人工内耳を埋め込まれている方
  • 可動型義眼を装着している方

〇検査を受けることが出来ない場合があります。

  • 脳動脈瘤の手術を受け、金属クリップを入れている方
  • 金属製の心臓人工弁を入れている方
  • その他の金属を体内に入れている方(眼に金属粉等が入っている可能性のある方)
  • 妊娠または妊娠の可能性がある方
  • 閉所恐怖症の方

RI(核医学)検査

RI(核医学)検査とは、ごく微量の放射線医薬品を用いて病気の診断をする検査方法です。
投与された放射線医薬品から出る放射線をシンチレーションカメラで撮影することで、目的臓器の形態や機能を苦痛なく調べることができます。
また、検査に用いられる放射性医薬品は半減期が短い(放射線がすぐに弱くなる)ため、放射線による被ばくも少なく、安全な検査です。

当院では最新鋭シンチレーションカメラを導入しています。
この装置はX線CTを搭載することで、従来の核医学検査診断装置に比べ、格段に質の高い画像を得ることができます。

X線透視検査

X線透視検査とは、X線を用いて体内を透視し、その様子をリアルタイムにTVモニターで観察しながら撮影する検査です。

バリウムなどの造影剤を使用する食道、胃、大腸などの消化管検査や、内視鏡を用いた胆管・膵管(ERCPなど)、気管支(TBLB)の検査や治療。
また整形外科の関節・脊髄腔造影検査、神経根ブロックの治療や婦人科の卵管造影検査なども行います。
その他、胃瘻チューブなどの挿入・交換を含めた様々な検査・治療を行っています。

当院では2012年3月により3台のフラットパネルディテクタ搭載型X線透視装置が稼働しています。従来の装置より被ばく線量が少なく、高画質の画像の提供が可能となりました。
画質のみならず、装置自体も改良され薄型となり、検査ベッドが床上50cmまで下げる事が出来るので、ご高齢の方や足の不自由な方でも安心して検査を受けることができます。

血管造影検査

放射線治療

がん治療には手術、化学療法、放射線治療などがあります。
放射線治療には体の外から放射線を当てる外部照射と、体の中に放射線の出る放射性物質を入れて行う内部照射があります。当院では高エネルギー放射線治療装置(Varian社製 ライナック:CLINAC ix )を使用し外部照射を行っています。

現在、当院では通常の放射線治療に加え、前立腺のIMRT(強度変調放射線治療)肺の定位放射線治療も行っています。これは最新の放射線治療技術で、コンピュータによって腫瘍部分のみに放射線を照射することで治療効果が高くなり、周りの正常臓器への影響を少なくすることが可能です。
そのとき照射の直前にX線画像やCT画像を撮影し、照射する部分のずれを補正するIGRT(画像誘導放射線治療)という機能や、呼吸によって移動する腫瘍に対して呼吸と同期させて行うRPM(呼吸同期システム)を用いることでより高精度な治療を行っています。

 

放射線治療の流れ

診察 (放射線治療専門の医師が診察を行い、治療方針を決定します)
                        ⇓
計画用のCT撮影 (治療計画を行うためにCT撮影を行います。この時位置合わせのために皮膚にマーカーをつけます)
                        ⇓
放射線治療開始 (通常の治療は1日1回(10~20分程度)を月曜日から金曜日までの週5回行います)
                        ⇓
経過観察 (様子をみながら治療を行います。治療終了後も診察を受ける場合があります)