7.夏を上手に乗り切る方法
 皆様、今年も暑い夏がやって参りましたがいかがお過ごしでしょうか?
もうすでにクーラーをつけているあなた! 海水浴がしたくてウズウズしているあなた! 夏はどうも苦手だというあなた! に上手に夏を乗り切るための方法をご紹介させて頂きたいと思います。
皆様は「夏」といえば何を連想されますか?
アッツ〜イ!  冷たいビール! 冷えたスイカ! 冷やしそうめん! アイスクリーム! 海! ビーチパーティー! 砂浜! 海水浴! 日焼け!
食べ過ぎ注意 皆様はもっとあげることができましたか?
「夏」は糖尿病の患者様にとってとても厳しい季節ともいえます。
まず環境が暑いため口当たりのさっぱりとした物を食べることが多くなり栄養が偏ったり、ビーチパーティーやキャンプ・選挙活動などの行事や付き合いが増え暴飲暴食の機会が多くなります。 そして、暑い環境の中にいるため熱疲労を起こし脱水症状を起こすことが考えられます。 「夏」は糖尿病の状態が悪くなる人が多い季節なのです。
以上のことから、今回は下記の2項目についてお話させて頂きます。
1: 夏ばて・夏風邪にならないために気をつけたいこと
2: 海水浴・ビーチパーティー・夏の運動療法で気をつけたいこと

 「 夏ばて・夏風邪にならないために気をつけたいこと 」
風邪は一般の人にとってはどうってことないかもしれませんが、糖尿病をもつ方にとってあなどれない感染症の一つです。 なぜかって?感染症になるとインスリンの必要量が増え、血糖が高くなります。 そして、血糖が高くなることにより感染症が治りにくいなど悪循環が起こるからです。
感染症を予防するためには、身体の抵抗力を高めることが何より大事です。

(1) 暴飲暴食は避けバランスのとれたものを3食きちんととりましょう。
季節の食材を使い適正エネルギー・栄養をきちんと確保しましょう。
(2) 規則正しい生活を! 夜更かしはせず規則正しい生活をしましょう。
睡眠・休息は十分にとりましょう。
(3) クーラーはあまり低温に設定せず風向も直接あたらないようにし、
適度に環境を整えましょう。(扇風機の場合も同じです)
(4) バランスのとれた食事を! 外出後・食前は必ずうがい・手洗いを行い、
毎日のシャワーで身体を清潔に保ちましょう。


「 海水浴・ビーチパーティー・夏の運動療法で気をつけたいこと 」
熱疲労は暑熱で多量の汗をかき、水分の補給が足りないと脱水症状をおこしてしまいます。
発汗は身体から熱を取り除き体温調整をしてくれますが、水分が十分に補給されないと脱水が進行し致死的状態に陥ることもあります。 また、日焼けは程度によりますが炎症の一部なのでインスリン拮抗ホルモンの分泌量が多くなり高血糖を起こしやすくなります。

(1) 日陰を歩き、つばのある帽子や日傘を使用し、直射日光は避けるようにしましょう。
(2) 砂浜・アスファルトなど素足で歩かないようにしましょう。(靴の着用)
(3) 足はふやけさせないために濡れたらすぐに拭き、こまめに靴下を履き替えましょう。
(4) 靴が自分のサイズにあっているか?
中に小石が入っていたり穴が開いていたりしていないか必ず見ましょう。
(5) 虫刺されに注意し予防しましょう。 体は清潔に!
(6) 運動中の水分補給はもちろん運動の前にも水分補給しましょう
水分制限のある方は医師に相談してみましょう。
(7) 気温の高い時はインスリン効果が早く出現するため、
思いがけなく低血糖になったりする恐れがあります。
インスリンを使用している方は捕食・インスリン量など注意しましょう。
(8) 帰宅後は頭から足のつま先まで清潔にしましょう。

皆様!わかりましたでしょうか?
以上のような点に気をつけて楽しい夏を過ごしてくださいね

太陽

病棟うれし日記
病棟うれし日記

高血糖で教育入院となった患者様がいました。
患者様は何故血糖が高くなってしまったのか考え食事運動・薬療法を頑張っていました。
そのかいあって、血糖も安定してきていました。
ですが、私たちは気になることがありました。
職場に復帰されてからの患者様のことです。 患者様に問うと「血糖が上がったのは仕事柄出張が多いため暴飲暴食からきていると思う。 退院したら、自分が糖尿病だというのを職場の上司に言おうと思っている。 そのほうが相手も飲めと言わなくなるからいうよ〜!そのほうがいいさ〜」 と宣言されました。
職場の方に話すということでのメリットはたくさんありますが、やはり職場側からの理解がいただけない場合のデメリットもあります。 そういうことも考えての患者様が出した結論・病気に対する前向き姿勢にすっごく感動しました。 また、身近な人に宣言することでその方自身もさらにやる気がでてくるのではないかと感じました。
あなたも、どなたかに身近な目標をたて宣言してみてはいかがでしょうか?


トップ(1)県立北部病院糖尿病委員会(2)糖尿病教室(3)糖尿病教育入院(4)糖尿病委員会だより(5)問い合わせ先