9.糖尿病の薬物療法
糖尿病の薬物療法

糖 尿 病 の 薬 物 療 法

糖尿病の薬物療法

 糖尿病の治療は食事療法、運動療法が基本になりますが、それで十分血糖のコントロールができない患者さんに対しては薬物療法が適応になります。
 薬物療法には内服薬(飲み薬)による場合とインスリンの注射による場合があります。 患者さんの中には薬物療法に抵抗があり、薬物療法の開始が遅れることがあります。 特にインスリン療法においてはその傾向があります。
 大事なことは、インスリン療法も糖尿病の合併症を予防する有効な治療法であることを理解していただき、薬物療法の適応があると判断した場合は食事療法、運動療法を継続しながら薬物療法を開始する事です。
 今回は薬物療法の中心になる経口糖尿病薬(糖尿病の飲み薬)についてお話します。

経口糖尿病薬の種類 お薬
1. スルホニル尿素薬
作用の特性膵臓のβ細胞(インスリンを分泌する細胞)を刺激し、インスリンの分泌を促す。
 ・第一世代・・ トルブタマイド(ラスチノン、ジアベン)
 ・第二世代・・ グリベンクラミド(オイグルコン、ダオニール)
グリクラジド(グリミクロン)
 ・第三世代・・ グリメピリド(アマリール)
2. ビグアノイド(BG)薬
作用特性と使い方 肝臓、末梢組織でのインスリンの感受性(インスリンの働き)を高める。
インスリン抵抗性の強い肥満の患者さんに有効である。
 ・塩酸メトホルミン(メルビン、グリコラン)
3. α−グルコシダーゼ阻害薬
作用特性と使い方 糖の消化を抑制し、吸収を遅らせ食後の高血糖を抑制する。
空腹時血糖はさほど高くなく、食後に高血糖になるような患者さんに有効である。
 ・アカルボース(グルコバイ)、ボグリボース(ベイスン)
4. チアゾリジン薬
作用特性と使い方 インスリン抵抗性の改善(インスリンの効きをよくする)させて血糖値を下げる。
肥満の患者さんに有効率が高い。
副作用として、浮腫(むくみ)、肝障害、体重増加などがある。
 ・塩酸ピオグリタゾン(アクトス)
5. 即効型インスリン分泌促進薬
作用特性と使い方 服用後短時間でインスリン分泌を促進し血糖を下げる。
必ず食直前に服用するように注意する。
食前30分前では食事開始前に低血糖を起こす可能性がある。
 ・ナテグリニド(ファステイック、スターシス)
 ・ミチグリニドカルシウム水和物(グルファスト)
薬剤の主治医より

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