医師としての基本的知織及び手技の習得を到達の目標とし、救急診療のための知識及び手技、専門医療に従事するための知識及び技術をあわせ学び、プライマリケア、救急対応ができ、円滑に専門医療の領域に移行することのできる能力を有する医師を育成することを基本的方針とする。
そのために、ベッドサイド教育を主体とし、できるだけ幅広い分野で多くの症例を経験できるようにする。
1.初期研修期間はローテーション方式で2年とする。
2.2年間の初期研修は、ほとんど当院にて行われるが、精神科については国立病院機構琉球病院、地域医療科については、伊是名診療所(伊是名島)、伊平屋診療所(伊平屋島)、にて行われる。
3.内科、外科、小児科、産婦人科、救急医療、精神科、麻酔科、地域医療科は、必修とする。
1年次
内科3か月、外科3か月、小児科2か月、産婦人科2か月、麻酔科1か月、救急医療1か月をローテーションする。
2年次
救急医療1か月、精神科1か月、地域医療科1か月、内科3か月、選択科6か月
※ 選択科6か月は以下の科を複数ローテートできるが選択科の研修期間は、一科で最低でも一か月とする。
選択科
内科、外科、小児科、産婦人科、麻酔科、救急医療、精神科、地域医療科、整形外科、泌尿器科、皮膚科、耳鼻科、脳外科、病理、放射線科、眼科は選択科とする。
救急部門の残り1か月は、土、日の当番等で補う。
原則として週38時間45分: 月~金(午前8時30分~午後5時)
研修医当直: 週に1~2回(救急当直も含む)
研修時間の延長は病院との協議で決定する
有給休暇: 年間10日
研修医には最低一人以上のローテーション科の指導医がつき、直接指導にあたる。また、上級研修医も下級研修医を教育、指導する体制をとる。(いわゆる屋根瓦方式を採用する。)
研修医の当直に際しても常に指導医の指導、助言を受けられるようにする。
年度初めに研修手帳と研修到達目標を配布し、受け持ち症例名簿に記入、年次ごとに到達目標を評価する。
研修委員会はこれらの評価結果を各科指導体制と研修プログラム改善の資料として活用する。
各科指導医が、研修の目標レベルに到達していると認めた場合は、研修管理委員会の承認の後、臨床研修修了証を交付する。