令和3年度 沖縄県立北部病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 858 183 232 378 382 431 651 819 866 483
当院は北部医療圏における中核病院として、幅広い年齢層の患者様へ医療を提供しています。
上記の表は、退院患者様の人数を 10 歳刻みの年齢階級別にて集計しています。
90歳以上の患者数については、1つの階級として示しています。
当院では60 歳以上の患者様の占める割合が53.4%と、高齢者の占める割合が高くなっています。
また、北部医療圏における唯一の小児入院施設として小児科の救急受け入れを行っているため、10歳未満の小児患者数も多い状況です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 176 14.97 13.14 9.09% 78.05
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 108 18.07 20.57 12.04% 82.17
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし 93 21.51 19.22 10.75% 78.20
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 89 24.27 17.35 8.99% 85.90
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 73 14.66 13.07 5.48% 73.95
内科では北部地域の中核病院として救急医療を行っているため、高齢の患者さんの尿路の感染症や肺炎の急性疾患が多くなってます。
各症例の概要について、下記に記載します。
・「腎臓または尿路の感染症」:片方または両方の腎臓に生じた炎症等が生じる感染症を示します。症状として悪寒、発熱、背部痛、吐き気、嘔吐が生じ、抗菌薬の投与により治療を行います。
・「誤嚥性肺炎」:心細菌が唾液や食べ物などと一緒に誤嚥され、気管支や肺に入ることで発症する疾患です。 症状として発熱、せき、濃い色の痰などが挙げられ、治療法としては主に抗菌薬を用いた薬物療法や口腔ケア、嚥下指導等を行います。
・「敗血症」:感染に対する体の反応は具体的な感染部位に限定される事が通常である中、感染に対する反応が全身で起こる(全身性反応)症状をいいます。体の一部に対する血流が不十分になっている状態になります。症状として、体温上昇(発熱)または体温低下(低体温症)、心拍数の上昇、呼吸数の増加が発生します。治療法として、抗菌薬の投与や、必要に応じ血圧上昇のため輸液を行います。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 204 5.78 5.83 0.49% 0.99
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 108 4.44 6.24 0.93% 3.21
140010x199x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 1あり 54 7.19 10.48 11.11% 0.00
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 45 6.29 6.13 11.11% 0.00
030270xxxxxxxx 上気道炎 39 5.15 4.78 0.00% 1.44
小児科では「喘息」に加え、「急性気管支炎」といった呼吸器疾患の症例が多く、「急性気管支炎」の入院平均年齢は1歳未満となっています。
各症例の概要について、下記に記載します。
・「急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他)」:乳児と生後24カ月未満の幼児の下気道において炎症が起こり、気道が狭くなる感染症になります。症状として、鼻水、発熱、せき、呼気性喘鳴、呼吸困難が生じます。
・「喘息」:「気管支喘息発作」等が該当し、ある種の刺激(誘因)により肺に位置する気管支(気道)に炎症が起こり、気道が一時的に狭くなって呼吸困難を繰り返す炎症性の肺疾患になります。症状として、せき、息切れ、胸が締めつけられる感じ、呼吸困難が生じます。
・「上気道炎」:ウイルス、一部細菌により、鼻からのど(咽頭、喉頭)部位へ感染症が生じている症状になります。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 31 4.03 5.40 0.00% 25.74
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 27 7.22 6.25 0.00% 61.41
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 20 4.95 4.74 0.00% 64.10
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 17 8.35 9.00 0.00% 69.06
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 14 7.00 7.11 0.00% 67.29
外科では、北部地域の中核病院として救急医療を行っているため、虫垂炎や胆嚢疾患といった急性疾患が多くなっています。
各症例の概要について、下記に記載します。
・「虫垂炎」:虫垂(大腸より突き出ている部位)の内部に閉塞が生じ、虫垂が炎症を起こし感染症が生じている症状になり、腹痛や吐き気、発熱が起こります。
・「胆嚢疾患(胆嚢結石など)」:胆道(胆汁の通り道)に胆石できる症状であり、胆嚢の出口や胆管の末端で詰まりが生じる状態になります。
・「鼠径ヘルニア」:太ももの付け根(鼠径部)にある腹壁の開口部から、腸管の一部が突出した状態を指します。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 74 34.15 25.32 54.05% 79.70
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 24 19.92 19.34 58.33% 81.88
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 22 3.41 4.99 0.00% 64.55
160740xx01xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 定義副傷病 なし 14 3.14 5.74 0.00% 17.36
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 12 31.33 18.36 0.00% 53.75
整形外科では、高齢の患者さんの転倒による大腿骨・腰椎骨折の症例を多く扱っています。
高齢者が多いため、全国平均在院日数に比べ在院日数が比較的長くなっています。
各症例の概要について、下記に記載します。
・「股関節・大腿近位の骨折」:「大腿骨頸部骨折」等が該当し、太ももの骨(大腿骨)の一部位で骨折が生じた状態を指します。高齢者(特に、骨粗しょう症患者)の場合、軽い転倒でも当骨折が起こる要因となっています。
・「胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)」:「腰椎圧迫骨折」等が該当します。「腰椎迫骨折」は脊椎(椎骨)の円柱形の椎体がつぶれ、圧迫されてくさび型になった状態を示します。骨粗しょう症で骨がもろくなっている方にみられす症例になります。
・「前腕の骨折」:「橈骨遠位端骨折」等が該当し、当症例では手首(手関節)を構成する骨のなかで、最も太い骨(橈骨)が折れる状態を指します。高齢者では骨粗しょう症に起因し、若年者ではスポーツや交通事故が要因で生じる症例になります。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 156 2.54 2.71 0.00% 72.18
020250xx97xxxx 結膜の障害 手術あり 3.25
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり 3.11
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 片眼 5.41
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし 2.61
眼科では、高齢の患者が多いなか平均在院日数は2日~3日となっています。
各症例の概要について、下記に記載します。
・白内障、水晶体の疾患:「核性白内障」が該当します。水晶体の中心部にある核より白い濁りが始まり水晶体全体に広がる状態を指し、近くのものが良く見え、暗いところではものが見えづらい状態が生じます。治療方として、水晶体を人工眼内レンズに置き換える手術を行います。
※患者数10件未満の数値は、-(ハイフン)を記入しております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病 なし 18 5.11 7.16 0.00% 75.78
110420xx02xx0x 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 定義副傷病 なし 3.99
泌尿器科では腎・尿路結石疾患や、尿管狭窄に伴う水腎症の疾患が多くなっています。
各症例の概要について、下記に記載します。
・「上部尿路疾患」、「水腎症等」:尿路に出来た結石により腎臓で作られた尿がせき止められ、尿路や腎臓に尿がたまって膨張した状態を指します。血尿や激しい痛みが症状として生じ、治療法として結石を除去するための内視鏡手術や、医療に使う材料を用いて尿管の拡張を行います。
※患者数10件未満の数値は、-(ハイフン)を記入しております。
産科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 50 5.32 5.37 0.00% 33.34
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 45 8.38 9.39 0.00% 33.80
120170x199xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 手術なし 31 11.84 21.53 19.35% 32.55
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 18 8.67 9.38 0.00% 32.83
120160xx01xxxx 妊娠高血圧症候群関連疾患 子宮破裂手術等 10 12.30 12.77 0.00% 33.20
産科は北部地域の中核病院として医療を行っており、「切迫早産」等のリスクの高い妊娠・分娩の疾患が多くなってます。
各症例の概要について、下記に記載します。
・「妊娠中の糖尿病」:妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。自覚症状はほぼなく、尿検査をはじめとした各種検査で発覚するものとなります。
妊娠中の糖尿病は日頃からの予防と早期発見が重要です。
・「胎児及び胎児付属物の異常」:以前に帝王切開で分娩を行った方が新たに妊娠した状態を指し、経膣分娩または再度の帝王切開により分娩を行います。
・「早産、切迫早産」:妊娠37週以前に陣痛が発生し、出産を行う事を指します。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 27 4.41 6.11 0.00% 42.56
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 13 5.92 6.04 0.00% 49.85
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 12 8.83 8.31 0.00% 68.00
120110xx99xxxx 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 手術なし 10 7.50 8.60 0.00% 35.70
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 2.87
各症例の概要について、下記に記載します。
・「卵巣の良性腫瘍 」:患者によって腫瘍の大小は異なりそれに応じて症状が異なりますが、腫瘍の大きさがある一定以上になったり小さくても充実性腫瘍を認めた場合には手術を検討します。
・「子宮の良性腫瘍」:子宮にできる良性の腫瘍です。腫瘍が大きくなり日常生活に支障をきたす場合など手術が必要になることがあります。
・「生殖器脱出症」:骨盤支持組織と骨盤底筋が緩むことで、子宮等の骨盤内の臓器が膣から脱出してくる状態を指します。
※患者数10件未満の数値は、-(ハイフン)を記入しております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 1 8
大腸癌 1 8,7
乳癌
肺癌 1 8
肝癌 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では食道系の胃癌、大腸癌の症例が多く、外科的手術及び化学療法治療を主に行っています。
※患者数10件未満の数値は、-(ハイフン)を記入しております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 19 9.47 60.84
中等症 63 12.56 75.89
重症 31 17.61 84.48
超重症
不明
成人の市中肺炎について、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。
市中肺炎とは、基本的に病院外で日常生活を送っていた人に発症する肺炎の事を総称します。
当院では中等症の患者数が多く、重症度 が上がると平均在院日数が長くなっています。
また、軽症の患者の平均年齢が60歳である一方、重症度が高くなると平均年齢も80歳以上となり、高齢になるにつれ重症化しています。
急性呼吸不全の管理、抗菌薬の投与等により治療を行います。
※患者数10件未満の数値は、-(ハイフン)を記入しております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 110 22.45 74.46 32.61%
その他 28 21.11 77.11 7.97%
脳梗塞治療では、迅速に治療を行うことが、その後の患者のADL(日常生活動作)に大きな影響を与えます。
当院では138名の患者のうち、約79.7%の方が発症から3日以内に治療を開始しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 45 1.53 10.27 4.44% 73.20
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 22 17.00 9.36 4.55% 67.23
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 20 8.95 12.85 20.00% 73.10
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 20 7.40 17.55 0.00% 75.45
K654 内視鏡的消化管止血術 19 6.58 14.79 15.79% 70.21
内科では、胆道疾患に対して行われる内視鏡的胆道ステント留置術の症例数が最も多く、次いで経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの)の症例数が多くなっています。
各手術の概要について、下記に記載します。
・「内視鏡的胆道ステント留置術」:胆汁や膵液の流れを良くするため、胆管・膵管で生じている閉塞部位に「ステント」というストロー状の短い管を挿入する手術を指します。
・「経皮的冠動脈ステント留置術」:狭窄部をバルーンで拡張後、内腔側からステントで補強する手術を指します。
・「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)」:内視鏡を使用し、大腸の内側に出来たポリープ(長径又は粘膜切除範囲が2cm 未満)を切除する手術を指します。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 49 1.80 5.47 2.04% 64.16
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 32 0.22 2.84 0.00% 25.13
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 16 0.88 3.13 0.00% 64.94
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 10 0.90 5.10 0.00% 34.20
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの) 等 10 0.60 3.40 0.00% 63.90
外科では、北部地域の中核病院として救急医療を行っているため、虫垂炎や胆嚢炎の急性疾患が多くなっています。
各手術の概要について、下記に記載します。
・「腹腔鏡下胆嚢摘出術」:腹腔鏡というカメラをお腹の中に入れ、お腹の様子をテレビモニタで見ながら、細長い鉗子という器具を使い胆嚢を摘出する手術を指します。
・「腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)」:腹腔鏡というカメラや他器具を用い、腹壁に開けた「穴」を通し、虫垂を養う血管を凝固装置で焼きる等の処置を行う手術を指します。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 42 2.55 28.79 50.00% 78.98
K0811 人工骨頭挿入術(股) 34 2.82 28.03 58.82% 81.76
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 17 2.18 19.71 0.00% 68.88
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕) 等 16 0.00 1.44 0.00% 61.31
K0732 関節内骨折観血的手術(足) 等 13 1.38 10.00 0.00% 59.00
整形外科では、高齢の患者さんの大腿骨 骨折の手術が多くなっています。高齢者が多いため在院日数が比較的長くなっています。
また、救急医療を行っているため、骨折などの外傷疾患が多くなっています。
各手術の概要について、下記に記載します。
・「骨折観血的手術(大腿)」:大腿部位に生じた重度の骨折や複雑な骨折に施す手術を指し、骨折している部位を切開し骨を正常な位置に戻す手術を行います。
・「人工骨頭挿入術(股)」:大腿骨頚部で重度な骨折が生じた際、大腿骨の骨頭を取り出し人工骨頭(金属製人工物) に入れ替える手術を指し、骨接合術で整復・固定が困難な場合に行われます。
・「骨折観血的手術(前腕)」:ギプス固定では治癒が難しい複雑な骨折や重度の骨折、関節周辺を骨折した場合に施す外科手術のことをいいます。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 等 156 0.54 1.01 0.00% 72.18
K224 翼状片手術(弁の移植を要するもの)
K2682 緑内障手術(流出路再建術)
K234 眼窩内腫瘍摘出術(表在性)
K214 霰粒腫摘出術
眼科の手術においては、「白内障」を発症した患者に対応する「水晶体再建術」の手術数が1番多くなっています。
各手術の概要について、下記に記載します。
・「水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)」:「白内障」を発症している患者の濁っている水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入する手術を指します。
※患者数10件未満の数値は、-(ハイフン)を記入しております。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 17 1.00 6.53 0.00% 24.71
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術)
K347 鼻中隔矯正術
K367 咽後膿瘍切開術
各手術の概要について、下記に記載します。
・口蓋扁桃を扁桃被膜ごと前後の口蓋弓粘膜から剥離し、絞断器を用いて絞り取るように摘出する手術になります。
※患者数10件未満の数値は、-(ハイフン)を記入しております。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 26 1.00 3.00 0.00% 74.62
各手術の概要について、下記に記載します。
・「経尿道的尿管ステント留置術」:尿管が塞がらないよう「カテーテル(医療材料)」という細い管を尿管へ挿入する手術を指します。

産科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 46 2.89 7.13 0.00% 31.76
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 43 2.88 6.51 0.00% 34.74
K8962 会陰(腟壁)裂創縫合術(分娩時)(肛門に及ぶもの)
K9091イ 流産手術(妊娠11週までの場合)(手動真空吸引法によるもの)
K9061 子宮頸管縫縮術(マクドナルド法)
各手術の概要について、下記に記載します。
・「帝王切開術(緊急帝王切開)」は、母体及び胎児の状況により緊急に帝王切開となった場合を指し、「帝王切開術(選択帝王切開)」は予定された帝王切開が実施した場合を指します。
※患者数10件未満の数値は、-(ハイフン)を記入しております。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 等 27 1.33 2.22 0.00% 40.78
K8654 子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術(腟式、腹式)) 11 2.09 6.00 0.00% 68.18
K872-31 子宮内膜ポリープ切除術(電解質溶液利用のもの) 等 11 0.91 1.09 0.00% 37.73
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 10 2.00 4.30 0.00% 55.30
K877 子宮全摘術 10 2.40 7.60 0.00% 49.30
各手術の概要について、下記に記載します。
・「子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの)」:下腹部の複数箇所に小さな穴を開け卵巣、卵管等を摘出する手術です。卵巣がん、卵巣境界悪性腫瘍で行われます。良性卵巣腫瘍でも卵巣温存希望のない方や閉経後の方、巨大卵巣腫瘍で子宮温存が困難な方に行われます。
・「子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術)(腟式、腹式)」:膣から子宮が脱出しているため、子宮を摘出する手術を行います。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 43 0.81%
異なる 88 1.67%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 18 0.34%
異なる
最も医療資源を投入した傷病名が「播種性血管内凝固症候群」、「敗血症」、「その他の真菌症」および「手術・術後の合併症」である症例について、入院契機病名において同一であったか(表内では「同一」に分類)、入院後の発症であったか(表内では「異なる」に分類)を示しています。
敗血症は糖尿病や腎疾患等の基礎疾患がある患者さんにおいて発症する場合が多いとされており、当院でも基礎疾患をもつ患者が肺炎、尿路感染症等により入院後、全身状態が悪化し重症となった症例が多くなっています。
※10未満の数値の場合は、ー(ハイフン)を記入しています。
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