外科の理念

患者様中心の医療を提供し、地域中核病院として皆様に信頼され、満足していただける外科を目指します。 

県立宮古病院外科の基本方針

  1. インフォームドコンセントを重視し診療いたします。患者様が診療の内容を十分理解できるようにご説明し、患者様の自己決定権を尊重して診療内容を選択できるようにします。
  2. 患者様の親身になって診療し、共感をもって接します。体や健康だけでなく、心や生活も大切にします。
  3. 個人情報保護法および当院の方針に準じ、患者様のプライバシーや人権の保護に努めます。
  4. 宮古地区の他の病院、開業医、診療所、老人施設と連携し、顔の見える医療を通じて信頼関係の確立を目指し、地域社会に役立つことを目指します。
  5. 島外の医療機関との連携を密にし、救急医療や高度医療を含めた地域中核病院としての医療サービスの提供を行ないます。
  6. 最新の情報を入手し、医学・医術の進歩を取り入れて診療に反映させます。また、科学的根拠を重視し、安全で標準的な治療を行います。
  7. 日々学習・研鑽に努め、医療技術の向上に努めます。
  8. 他職種のメンバーと協調し、チーム医療を行ないます。 

入院治療

急性膵炎、胃・十二指腸潰瘍、大腸憩室炎、急性腸炎など手術する可能性がある腹部疾患

交通事故、転落、熱傷、蜂窩織炎、外傷関連の感染、がん患者の疼痛の管理、緩和療法

手術

2004年の年間手術件数は1345例です。

学会関連

  • 日本外科学会専門医制度協力病院
  • 日本消化器外科学会専門医制度協力病院
  • 琉球大学医師研修制度協力病院(救急、地域医療分野)として外科初期研修指導を行っています。
  • 救命救急士の病院実習、事後検証会にて外科救急に関する指導を行っています。 

検診

  • 乳がん検診: 乳がんは外科が担当です。乳房超音波検査(エコー)に加え乳房撮影(マンモグラフィ)を導入し、乳がん早期発見に努めています。一次検診施設認定申請中です。さらに精密検査を行っています。 
  • 胃がん・大腸がん検診: 内科・外科どちらでも受診可能です。検診にて便潜血陽性の場合、精密検査を行います。 

紹介・地域連携

地域中核病院として開業医、診療所、他の病院より多数の紹介を受けています。2004年は120例紹介後入院されました。当院にて治療を終了した場合は逆紹介を行います。 

当院は多良間島診療所の親病院で連携しています。 

希望者また高度に専門的な治療を要する患者様には沖縄本島、本土の病院を紹介しています。また紹介先での治療が終了後、宮古に帰ってこられた患者様の経過観察を行っています。必要により専門医と連絡を取りながら診療をしています。

当院には内視鏡、レントゲン、CT、MRI、エコーなど経過観察に必要な機器は最先端のものが入っていますのでこれらの検査は宮古でできます。地域の診療所、病院の先生方の期待に応えるようにご返事等を充実させます。症例検討会を開きます。 

沖縄県、宮古島の特殊性

海洋危険生物:海に関する職種が多く、レジャーが盛んなため、海の生物による刺傷、外傷が多く訪れます。

毎年6月か7月に保健所にて講習会を行っています。 

観光客:年間39万人が宮古島を訪れるとのことです。思いがけなく病気になっても当院がいつでも診療します。必要なら地元の病院、診療所に紹介します。 

冬は温暖であるため宮古島に療養目的で滞在する方が増えているとのことです。必要ならその間、当院で診療が可能です。 

化学療法

がんの治療法の一つとしていわゆる抗がん剤による化学療法があります。 当院では院内化学療法委員会の規則に準じて、根拠のある、標準的な治療を重視し、安全に配慮して化学療法を行っています。 他の病院で治療を開始された後、引き継いで当院で治療を行っています。 

当院外科でできないこと

検査:シンチグラフィ(琉大放射線科へ紹介)、PET(豊崎クリニックへ紹介) 

治療:放射線療法(琉大放射線科、その他へ紹介)、ガンマナイフ(セントラル病院へ紹介)、心臓大血管手術、形成外科手術 

当科の今後の目標

  1. 内視鏡手術の修練、拡大
  2. 重症患者管理の質向上
  3. 緩和医療の充実