小児循環器内科

はじめに

当院は沖縄県内で唯一の小児循環器センターであり、県内すべての小児循環器科の疾患を集中して管理しています。診断、急性および慢性管理、心臓手術、心臓カテーテル治療、アブレーション(不整脈治療)、周術期管理も含めます。 当院の特徴としては以下のようなものがあります

  • 特に小児循環器内科と心臓血管外科の連携を大切にしています。毎週、カンファレンスを行い、全ての患者さんについての情報を共有しています。
  • 外来は火曜日から金曜日まで週4日行い、年間7000人の外来、400人前後の新規患者の受け入れを行っています。新規のご紹介は地域連携室を通じて外来日程を調整します。急ぎの症例はその旨お伝えしてください。
  • 年間180例以上の心臓カテーテル検査(電気生理学検査)をはじめ、年間7000例以上の心エコー、心電図(運動負荷、24時間ホルター心電図なども含む)、心筋シンチ、3次元胸部CT、心臓MRI検査などを行っています。
  • 小児科各専門部門との連携
    小児集中治療専門医3名が常駐する小児集中治療室をはじめ、新生児内科、小児麻酔科、小児腎臓内科、小児血液・腫瘍内科、小児神経内科、小児内分泌・代謝内科、小児外科、在宅部門など各専門科と良好なコミュニケーションを図りながら共同して心臓病のこどもを管理しています
  • 成人部門と併設
    循環器内科と定期的な合同カンファレンスをはじめ、成人心臓血管外科医とも良好な関係を持っています。さらに成人部門の集中治療室、呼吸器内科、腎臓内科、消化器内科など各専門内科の協力もあり、成人先天性心疾患の管理を総括的に行う環境があります。
  • 周産期センター併設
    産科部門および新生児集中治療室との強い協力関係のもと、胎児心エコーで胎児診断の症例をはじめ、新生児の心疾患の管理を行っています。さらに、成人になった先天性心疾患を持つ女性の妊娠・出産に関しても産科と共同して取り組む環境があり、全関係部門合同カンファレンスなどのシステムを作りつつあります。
  • 24時間オープンの一次から三次の救急室
    重症心不全、不整脈、無酸素発作、感染性心内膜炎など小児心臓緊急疾患、心疾患を持つこどもの感染症、心不全増悪などの対応も24時間可能です。
  • 離島を含めた地域医療
    沖縄は離島県であり、遠方の離島および鹿児島の南方離島までの小児心疾患の緊急受け入れ、定期心臓検診、胎児心疾患疑い症例の母体搬送受けいれなどを含めた地域医療を展開しています。
  • 教育施設
    当院は初期研修、小児科後期研修、および小児循環器専門医修練施設として、若いドクターが小児科の心臓病についての知識と技能を磨き、将来へのキャリアプランに向けて伸びていくように教育することを理念とします。

概要

診療体制

中矢代真美、佐藤誠一、島袋篤哉、鍋嶋泰典、桜井研三の5名の小児循環器科医が診療を担当しています。

外来のスケジュールは以下の通りです。

対象 午前 午後
月曜日 中矢代
火曜日 中矢代、佐藤 中矢代、佐藤
水曜日 中矢代、鍋嶋 中矢代、桜井
木曜日
金曜日 中矢代、鍋嶋 佐藤、島袋
  • ※心臓カテーテル検査
    月曜日 午後
    木曜日 午前、午後

外来日以外の一般外来受診でも必要に応じ、循環器科の診療が可能です。
緊急の場合では24時間体制で診療を行っています。
離島を含む県内外の医療機関、小児科医との連携により、何時でも対応しています。

診療の基本方針

  • 心臓血管外科をはじめ、新生児内科、産科、小児麻酔科、小児腎臓内科、小児総合診療科、放射線科などと協力しチーム医療として先天性心疾患のトータルケアを目指します。
  • グローバルスタンダードの医療を絶えず念頭におき、患者様のための医療を目指します。
  • 24時間オープンの救命救急センターおよびNICU, PICUがあり、緊急を要する先天性心疾患を何時でも受け入れます。
  • 先天性心疾患に関して研修医や看護師へ、教育を積極的に行います。

得意とする分野

  • 小児循環器医師の4名が、重篤な先天性心疾患の術前/術後管理をはじめ、小児集中治療を要する他の重症な疾患の管理を得意とします。
  • 胎児エコー診断により、産婦人科、新生児内科、小児麻酔科とのチームワークにより,周産期から管理を行い母体搬送により当院に入院させ母子にとって迅速な対応や治療の環境が整っています。
  • 心エコーの診断、カテーテル検査、インターベンションなど十分な経験を積んだ医師がおり心臓血管外科医と協力して、よりよい治療が行えます。
  • 成人期に達した先天性心疾患の治療、経過観察を循環器内科、心臓血管外科と協力し行えます。これにより新生児から成人までの先天性心疾患を継続してフォローします。

項目
1 心エコー
2 経食道エコー
3 心電図
4 ホルター心電図
5 運動負荷心電図(トレッドミル)
6 64列3D-CTアンジオ
7 MRI
8 心臓カテーテル
9 カテーテルインターベンション(弁、血管バルーン拡張術、動脈管開存症のコイル塞栓術、側副路コイル塞栓術、ステント、アブレーション等)

小児循環器診療実績(延べ人数/年間)

他の医療機関への協力

  • 県立中部病院心臓外来設置(毎月第2, 4水曜日)により中・北部地区の循環器疾患のフォローを行っています。
  • 当院から心臓検診として宮古病院、八重山病院に出張し、心臓病検診を毎年それぞれ二回行います。離島の医師と連携し治療計画やフォローを行います。
  • 在沖縄米国海軍病院から循環器疾患に対する紹介例の対応を行います。

研究会・勉強会

沖縄キッヅハート、沖縄心血管エコー図研究会、おきなわこどもCME、沖縄小児救急研究会

学会発表

日本小児循環器病学会,日本小児科学会沖縄地方会、沖縄県医師会、九州川崎病研究会

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