専攻医研修プログラム 総論

専攻医臨床研修プログラム

1.プログラムの特徴

  • (1)プログラムは、初期研修を終了した医師を対象とし、主要診療科の一般専門医としての総合力を養成し、さらに分化専門医となるための土台作りを行うことが目標である
  • (2)プライマリケア医、内科、外科、小児科、産婦人科、麻酔科、救命救急科など専門分野のジェネラリストを養成する
  • (3)分科専門医としてのコースには形成外科、泌尿器科、整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、眼科、麻酔科、病理診断科等のコースが用意されている
  • (4)研修期間は診療科によるが1年~5年となる。いずれの診療科も多くの症例を通して実践的研修が行われ、専門医試験受験資格を得ることができる
  • (5)24時間救急を通して各々の診療科における救急疾患のプライマリケアからクリティカルケアまで学ぶことができる
  • (6)診療や臨床研究のみでなく初期研修医等の指導も行い、研修教育制度における屋根瓦方式の一端を担い、教育や患者中心の医療を通じて自らの倫理的、精神的成長を図ることが出来る
  • (7)専攻医研修は本来、離島を含めた医師確保事業の一環として沖縄県が推進する事業であり、専攻医研修に入る場合には1年間の離島僻地病院勤務が義務づけられている。恵まれた都市環境における医療だけでなく、離島僻地を体験することで医療に対する広い視野を得ることができる
  • (8)県立中部病院におけるハワイ大学卒後臨床研修プログラムと連携して、米国本土から招聘した短期コンサルタント医師と接することにより生きた医学英語と最新医学情報を学ぶ機会がある

  • ※各科のプログラムの概要はこちらをご覧下さい

2.病院の特徴

当院は平成18年4月に開院した沖縄県の基幹的病院で、こども病院機能を併設した総合病院である。成人の内科系・外科系疾患管理の基幹病院であると同時に、救命救急センターは2次・3次救急医療を中心に那覇・南部医療圏の救急医療を担い、併設の小児医療センター、総合周産期母子医療センターが沖縄県全域の高度の周産期、小児医療を支える。離島支援センターは16カ所の県立診療所や離島病院とともに離島医療の支援を行う。また、精神身体合併症の受け入れ、身体障害児の歯科治療など多岐にわたる機能を備えている。

3.研修病院

(主)病院 沖縄県立 南部医療センター・こども医療センター
(従)病院 沖縄県立中部病院 沖縄県立北部病院 沖縄県立精和病院 沖縄県立宮古病院
沖縄県立八重山病院
協力施設 沖縄県立付属診療所7か所 南部福祉保健所 中央保健所 等

4.指定医療機関

保健医療機関 臨床研修指定病院 救命救急指定病院 災害拠点病院 へき地医療拠点病院
エイズ医療拠点病院 第一種・第二種感染症指定医療機関 結核予防法指定病院 労災指定病院
看護教育実習指定病院 原爆医療指定病院 被害者一般疫病医療機関 更生医療指定医療機関
生保・児童・身障者福祉等各法指定病院

5.学会等施設認定

  1. 日本内科学会認定教育関連病院
  2. 日本産婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設
  3. 日本小児科学会小児科専門医研修支援施設
  4. 日本外科学会専門医制度修練施設
  5. 日本救急医学会救急科専門医指定施設
  6. 日本麻酔科学会麻酔認定病院
  7. 日本病理学会病理専門医制度日本病理学会登録施設
  8. 日本周産期・新生児医学会専門医研修施設(指定施設)
  9. 日本小児循環器科学会研修施設
  10. 日本神経学会専門医制度教育関連施設
  11. 日本腎臓学会研修施設
  12. 日本透析医学会認定制度教育関連施設
  13. 日本消化器外科学会専門医制度専門医修練施設
  14. 日本脳神経外科学会専門医制度指定訓練場所(A項指定施設)
  15. 日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
  16. 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構基幹施設
  17. 日本整形外科学会専門医制度研修施設
  18. 日本眼科学会専門医制度研修施設
  19. 日本臨床細胞学会認定施設
  20. 日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設
  21. 日本呼吸器学会認定施設
  22. 日本呼吸器外科学会指導医制度関連施設
  23. 日本形成外科学会教育関連施設
  24. 日本放射線学会放射線科専門医修練施設
  25. 日本小児外科学会小児外科専門医修練施設
  26. 日本インターベンショナルラジオロジー学会専門医修練施設
  27. 日本プライマリケア連合学会認定医研修施設
  28. 日本心血管インターベンション学会研修施設
  29. 日本精神神経学会精神科専門医制度研修施設
  30. 日本総合病院精神医学会 専門医研修施設
  31. 日本高血圧学会専門医認定施設
  32. 日本緩和医療学会認定研修施設
  33. 日本てんかん学会研修施設
  34. 日本血液学会認定血液研修施設
  35. 日本更生医療指定医療機関
  36. 日本小児神経学会学会認定小児神経専門制度研修施設
  37. 日本静脈経腸栄養学会NST稼働認定施設
  38. 日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関
  39. 日本脳卒中学会専門医認定制度研修教育病院
  40. 関連10学会構成 胸部ステントグラフト実施施設
  41. 関連11学会構成 ステントグラフト実施施設
  42. 日本がん治療認定医機構認定研修施設
  43. 日本感染症学会連携研修施設

6.研修計画

PGY-1、PGY-2の初期研修の後、PGY-3から専攻医研修に入る。通常プライマリケアコースは1年次(PGY-3)で、内科・外科・産婦人科・小児科・救急救命科・麻酔科などの専攻医研修は概ねPGY-3、PGY-4の2年間で行う。その後、宮古・八重山・本島北部の県立病院に1年間赴任する。

※PGY(Post Graduate Yearの略。PGY-1とは医学部卒後1年目を意味する)

7.指導体制

マンツーマン方式を原則とするが科によりチーム指導体制となることがある。上級研修医は常に、下級研修医の指導監督をすることが義務化されている(屋根瓦方式)と同時に、専攻医は研修医チーム全体の監督も行う。

8.研修環境

  • (1)沖縄県における県立病院間で協力し合い、研修の相互交流を深める
  • (2)各科規程の研修期間の最後の1年間は離島中核病院での実地修練を、指導医の指導の下に行うことを原則とする
    (各専門科の実情により、本当内の病院での実地修練になることもある)
  • (3)最終学年では希望すれば専門病院での院外短期研修も可能である
  • (4)グローバルスタンダードの医療を学び、日本や国外で活躍可能な医師を養成する