院長あいさつ

 ご 挨 拶

 沖縄県立精和病院院長に就任した親富祖勝己(おやふそ かつみ)です。それまでは総合病院である同県立中部病院の精神科に勤務し、総合病院精神科ならではの多くの経験を積んで参りました。精神科専門病院である精和病院での勤務は実に13年ぶりでしたが、赴任早々に様々な出来事がありました。 とりわけ熊本を中心とした地震は衝撃で、この熊本震災については、皆様、ひどくお心を痛めておられることと存じます。 お身内、またお知り合いのなかに、犠牲になられた方や被災された方はおいででしょうか。心より哀悼の意を表し、一日も早く心の平安と日常生活を取り戻されますよう、心よりお祈り申し上げます。 あるいはまた、身近に復興支援に関わっていらっしゃる方々もおられるかもしれません。 私の周りには、医療ボランティアとして、被災地に向かった職員たちもいました。 このように、人々のために尽くすことに並々ならぬ情熱をもっている方々が少なくないことに、改めて感銘を覚える次第でした。 日常業務の中にも急迫した事態に活かすことのできる経験はありますが、災害医療にたずさわるプロフェショナルな冷静さを併せ持った姿勢も必要です。当院の職員には、人の心の痛みや悲しみに寄り添い、再び立ち上がる手助けができるよう、人から求められる前にまず自分自身の心で感じ、それを即座に行動に移せる医療者であって欲しいと思います。

平成28年10月

沖縄県立精和病院
院長
親富祖 勝己