沖縄県立北部病院院長
久貝 忠男

北部住民の安心できる医療インフラを

2018年4月1日から沖縄県立北部病院 病院長を拝命いたしました久貝忠男です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年、副院長として南部医療センター・こども医療センターから就任し、北部の雰囲気に慣れる間もなく、1年で院長の重責を担うことになりました。
これまで心臓血管外科医として22年間、昼夜、時間外を問わず家族を放擲して診療に専心してきました。当院は、夕日の美しい名護湾と日本一早い名護城の桜を借景に人口12万の北部医療圏の中核病院として、急性期医療を担っています。本県は本島中・南部に医師が偏在傾向で、当院は慢性的な医師不足に悩んでいます。今年度はさらに拍車がかかり、診療科の制限、廃止に至りました。私の最大のミッションはこのような負の連鎖を脱し、一刻も早く北部に安心した医療を提供することです。そのためにも全職員の協力が欠かせません。職員ひとりひとりが「病院のために何ができるか?」、人事異動のサイクルの中で集中して行動して欲しいと思います。

取り組む課題は

  1. 医師の確保は焦眉中の焦眉と考えています。
  2. 失った機能より、残った機能を最大限に生かす工夫を考え、地域の実情に応じた医療を提供します。
  3. 地域包括ケア病棟は今後の地域包括ケアシステムの中心になるので、7:1看護体制を維持したケアミックス型の機能強化を図ります。

今後特に力を入れる領域としては、

  1. 地域医療構想のなかで救急から在宅までの切れ目のないシステムの要として機能することも重要な役割であると認識しています。
  2. 研修医は当院を活性化させる機動部隊であり、手厚い研修を継続します。毎年フルマッチしている状況は当院の研修体制が支持されていると証であり、今後も力を入れていきます。
  3. 北部地区医師会病院との統合による基幹病院設立は北部地域の悲願、大きな夢であり、全職員が力を合わせ実現に向けて邁進できる環境を作るよう努力していきます。

北部病院は目まぐるしい最中にあります。新たな指導体制で、北部住民の安心できる医療インフラを整備したいと思います。