目 的

地域完結型の医療提供体制を構築

診療科を充実させて他の医療圏にまで通院する必要をなくしたい。
医療従事者のスキルアップを北部医療圏内で十分達成できる。


設立する理由

⇒公立沖縄北部医療センターを設立する理由は、大きくわけて3つあります。
①医療従事者の集約化
現在、北部病院と医師会病院の2つの病院が存在し、同じ診療科もあり、医師を初めとする医療従事者が分散しています。1つの病院に統合することで、それぞれの病院にしかない診療科を1つに統合でき、診療科の充実にも寄与します。どちらの病院にも存在しなかった診療科も新たに導入でき、中部・南部の病院への通院が不要になります。また、医療従事者が集約することで専門的な指導・研修体制の充実を期待することができます。
②患者の集約化
北部地区に中核病院が2つあるため、地域住民には選択肢がありますが、実際には患者が二つの病院にまたがって受診したり,分散したりしています。1つの病院に統合することで、一元的に把握でき、より充実した医療につながります。また、研修・技術研鑽等に必要な症例数やその多様性が確保されます。
③経営の効率化
医療機器は、医療の進歩などにより定期的な更新が必要です。1つの病院に統合することで2つの病院で同じ医療関連機器が購入されるなどの無駄を回避できます。それが最新の医療機器の効率的な購入につながり、最新の医療機器等を用いた診療・看護ができること等が魅力となり、公立沖縄北部医療センターで働くことのインセンティブになります。